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初心者におすすめの弦楽四重奏曲5選

あなたが新しい趣味として弦楽器を選んだ理由は何ですか?
繊細な音色、響きわたるメロディ、あるいは仲間とのアンサンブルの喜びかもしれません。

今回は、初心者の方でも取り組みやすく、アンサンブルの醍醐味を十分に楽しめる「弦楽四重奏」のおすすめ曲を5つ紹介します。

仕事や家庭で忙しい日常の中で、弦楽器の演奏を仲間と共有することは、癒しの一時となることでしょう。
仲間と一緒に演奏する喜びを感じるための一助となれば幸いです。

モーツァルト: ディヴェルティメントKV136

初めにおすすめしたいのは、モーツァルトの「ディヴェルティメントKV136」です。この曲は明るく華やかな旋律が特徴で、初心者でも取り組みやすい構造になっています。アンサンブルの中で、お互いのパートを聴きながらの合奏が楽しめます。チェロのベース音が、全体のテンポ感や軽快さを出すためのカギを握っています。

モーツァルト: アイネクライネナハトムジーク

次に、モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」をおすすめします。この曲は、弦楽アンサンブルのレパートリーとしては定番の中の定番。初心者がアンサンブルの楽しさを知る入口として、非常に適しています。

ハイドン: 五重奏「5度」Op.50 No.2

ハイドンは、弦楽四重奏の父とも称される作曲家です。その中でも「5度」は、初心者にもとっつきやすい作品。メロディがキャッチーで、アンサンブルの醍醐味を感じることができます。

ドボルザーク: 弦楽四重奏「アメリカ」Op.96

ドボルザークの「アメリカ」は、アメリカ滞在中の彼が感じた新大陸の印象を音楽にしたものです。この作品は、アンサンブルの中でのコミュニケーションが大切。おすすめの理由は、初心者でも各パートの旋律やリズムが分かりやすく、一緒に演奏する楽しさを感じやすい点です。

ハイドン: 弦楽四重奏Op.76 No.1

最後におすすめするのは、再びハイドンの作品から、Op.76 No.1です。このシリーズはハイドンの中でも後期の作品となり、深みや成熟した旋律が魅力。初心者でもアンサンブルを通じて、深い音楽的な満足感を得ることができます。各パートの掛け合いが多く、個人的にはメンバー同士が「もっと仲良しになれる曲」だと思っています。

まとめ

忙しい日常の中で、弦楽器の演奏を楽しむ時間は、心のオアシスとなりますよね。特に、アンサンブルは一人では出せない響きや深さを感じることができ、演奏する楽しさが倍増します。上記のおすすめの弦楽四重奏曲を通じて、初心者でもその喜びを十分に味わうことができるでしょう。

仲間と一緒に弦楽四重奏のアンサンブルを楽しみ、日常の忙しさを忘れる特別な時間を過ごしてみてください。そして、この記事があなたの趣味の仲間探しの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人
ほんだかづき
ほんだかづき
1990年生まれ。脱クラシックしたヴァイオリン/ピアノ弾き。ジャズ専門ノープラン系弦楽四重奏団「阿佐ヶ谷ファンキーボーイズ」1stヴァイオリン担当。YouTubeチャンネル「ピアノ麻酔」運営。"弦楽器=クラシック"という世間のイメージをブチ壊すために、都内を中心としたワークショップ運営や演奏、当サイトでの情報発信など日々活動中。