コロナ禍の音楽の楽しみ方として注目されている「オンラインセッション」
気になってはいるんだけど、
時差、遅れとか大丈夫なの?
果たして演奏成り立つんか?
何を準備すればいいの?
わからないことが多すぎて、実際にやるにはハードル高いと思います。私もずっと「よくわからんから、、、」となかなか行動に移せませんでした。
ですが意を決して、チャレンジしてみることに!
今回は無事オンラインセッションデビューを果たした私が、そのレシピをお伝えします。
こんな感じでジャムセッションを楽しめました
こんな感じで、ジャズバイオリニスト北床宗太郎さん主催のSYNCROOMセッションに参加させていただきました!
SYNCROOMは、ヤマハが開発した”遠く離れた人とリアルタイムに音楽セッションができる”アプリです。
全国各地のご自宅から、ジャズのスタンダード曲を弾き合いました。なんとニューヨークからのご参加も!!
この動画、実は「音」と「映像」は別々です
上記の動画は、SYNCROOMで録った「音」と、zoomで撮った「映像」を編集でドッキングさせて作ったものです。
というのも、SYNCROOMは「音の遅延がない」という素晴らしいサービスですが、その代わり「音だけ」なんです。
映像を共有する機能はありません。。。
セッションでは、「何の曲やりましょうか?」「次ソロだれ?!」みたいなコミュニケーションが必須なので、映像がなく顔が見えないとけっこうキツいです。
それを解決するのが、zoom(オンラインミーティングアプリ)です。
参加者全員がSYNCROOMと同時にパソコン内に立ち上げることで、顔を見合うことができました。
zoomはSYNCROOMと違い、多少遅延してしまうので、音と比べて時差が発生してしまいます。
ですが、「目配せ」や「相手の表情を見る」といった視覚情報を得るためには、このくらいの時差なら全く問題なかったです。
なお、ZOOMを使う目的は「映像」なので、ZOOMの音声機能はOFFにしておきます。
初めてのオンラインセッションで私が準備したモノ
ネット環境
ネットの「回線速度(〜Mbps)」はさほど問題ではなく、むしろ
☆応答速度(Ping値)が40ms以下であること
☆有線にすること
これがまじで大事!!
①パソコン
そこまで高機能なものでなくても大丈夫です。
私はもともと持っていたMacbook Airです。
②光回線
ネット環境は一昔前の電話回線ではなく、光回線にしとけば問題ないかと。
NUROは最強らしいですが、そんなにハイスペックじゃなくてもいいので、悩み過ぎずコスパいいやつでOKかと。
(私の回線はNTTフレッツ光で、プロバイダはBIGLOBEという凡人環境)
※インターネット通信規格の種類に「IPv4」と「IPv6」がありますが、「IPv6」が良いです。
「IPv4」は昔から使われているものなので、混雑しがち。新バージョンにあたる「IPv6」の方が安定します。
→IPv6が利用できるプロバイダを選びましょう。私が契約しているBIGLOBEはIPv6利用可です。
③LANケーブル
自宅ではWifi利用の方が多いと思いますが、オンラインセッションをやる場合は絶対に「有線」にしましょう。
いくら回線速度が早くても、無線だとクソです。クソ以下です。
セッション中、試しに途中から無線に切り替えてみましたが、みなさんの音がブツブツ切れて、とても聴ける状態ではありませんでした。有線じゃないと、土俵に上がれません。
有線ケーブルは、「カテゴリー6以上」が良いようです。部屋の状況によって、適切な長さを選びましょう。
私が使っているのはコレ
④変換アダプタ
私のMacbook AirはLANケーブルを挿す穴が無いので、変換アダプタが必要でした。
→コレを買いました。
パソコンにLANケーブルを挿す穴がある場合は不要です。
楽器環境
⑤エレキヴァイオリン
私が住んでいるのは楽器可物件ではないので、生楽器はNGです。
なので、使うのはエレキ一択。しかも夜はダメです。
もともとコレ持ってました。
誰ともカブりたくなかったので、クロサワヴァイオリンの限定カラー「TOFU-WHITE(自称)」をチョイス。
⑥オーディオインターフェース
オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器です。
自分の部屋で出すリアルな音を、録音したりネットで公開・配信したりするためには、どうやったってパソコンにぶち込む必要がありますよね。
そのためには、デジタルに変換する必要が出てきます。
その変換器が、このオーディオインターフェースです。
オンラインレッスンとか宅録とか、セッション以外にも大活躍する機器なので、買っておいて損はないと思います。
私が持ってるのはコレです。超凡人型。
⑦ヘッドフォン
なんでもいいです。1000円イヤホンでもいいです。
まとめ
・SYNCROOMだけでなくZOOMを同時に立ち上げると、顔見合えるのでリアル感増す。
・「Ping値が40ms以下であること」「有線LANにすること」がめっちゃ大事。
いろいろ準備するモノはありますが、それぞれ凡人級で充分です。ハイスペックな機材は必要ありません。
SYNCROOMに慣れておけば、セッションだけでなくリハーサルだったり、友人とちょっと音出して遊ぶ会なり、音楽をする機会が増えるかなと。
私もまだまだ慣れてないので、これから色々トライしていきたいなと思います!
一緒に遊びましょう!